第3講 講議資料


2.地質(地形)

 平均気温15.5℃線、即ち明石山脈−渥美・志摩¥−紀ノ川・吉野川・宇和島−国東・長崎へ通ずるツワブキの自生地(気象指示作物として提唱したい)がある。知多半島東西で異なる。知多市では、長浦海岸に自生する。

(1) 東海湖の誕生(淡水)

 新生期(7000万年前)の前期を第三紀層といい、造山活動が盛んで、その後を第四紀といい氷河期が繰り返される。
 当時伊勢湾は、渥美半島と志摩半島に囲まれた淡水湖(「東海湖」という)であり、造山活動や氷河期が繰り返されていた。洪水によって中央アルプスから運ばれた土砂により濃尾平野は形成されていったと思われる。
 紀伊半島の造山で噴煙、火山灰は海に堆積その圧力で水成岩となり、半島先端は師崎層群の頁岩、中北部は常滑層群の通称白・青岩や砂が何層にもなって構成されている。
 戦争末期の昭和19,20年頃二タ股、入杵で採炭があった。青岩の中には、若い亜炭や葉を今日でもみられる。また洪水期に運ばれてきた赤土の中の丸礫を山頂でみることができる。小石山、神明社の東あたり。
 半島は南部ほど高く、高峰は128mある。太平洋マントヒルによる海底へもぐり込みによる海底隆起か。


3.生物

 
人為的か?失われていく動植物

(1)植物

岡田は古来、山頂林を防災、用材、水源、 養林として大切にしてきた。○○親切という 山林→溜池道→畑右→田の一セットでトータルとして生活を守った。
@ 野草・・・シュンラン。ハルリンドウ。ショウジョウバカマ。ワレモコウ。ツリガネニンジン
A 樹林・・・シヤシヤンボ。アセビ。コシキ。ツツジキノコ類。
B 元気な草木・・・シダカアワダチソウ。セイヨウタンポポ。マコモ。 ヤナギの仲間。クサギ。


(2)動物

シジミが新田川上流に(昭和10年頃)。ホタルの乱舞(昭和36年)。石小川でメソの遡上(昭和10年頃)。ポンツク(かいどり)をして獲った、コイ、フナ、ウナギ、ドジョウ、モロコ、メダカ、カラス貝はどこへ。いまやブラックバス釣りがはやる。スンガラ(アナバチ)は草刈機か、セルロイドの香りがなつかしい。
ツチガエル、アマガエルも見ることができない。