岡田誕生400年祭に向けて
 
西暦2006年は『岡田』誕生400周年にあたります。この記念すべき年に、岡田400年祭を開催し、21世紀の100年間をみすえた岡田のまちづくりを皆さんで考えてみませんか。

木綿の里?岡田?再発見ワークショップ開催 『岡田400周年に記念イベントをみんなの手で』 を合言葉に、みんなの小さな力を合わせれば何かができる!

まず始めの一歩は、「岡田の魅力」を見直そう!!ということで、岡田まちづくり準備会で3回のワークショップを開催しました。

岡田まちづくり通信 創刊号では、この3回のワークショップの様子を紹介します。
第一回 岡田のなりたちと散策
第1回目は、岡田の歴史を知り、街並を散策してみようと、昨年11月17日(日)にNPOプラザ知多(旧岡田医院)で開催しました。

講師に知多市文化財保護委員長の伊藤昭正さんをお招きし、岡田のなりたちと歴史をテーマに、古文書からみた岡田についてお話をしていただきました。
(話しの主な内容) 
*岡田は、平地が少なく農業には不向きで機織りに目を付けた先を見る目のある人が集まっていた。
後半部分では、岡田を訪れる観光客の方に、岡田の街並みや文化財などを紹介して下さる岡田街並ボランティアガイドの皆さんに、地域の見所を案内していただきました。
●参加者の皆さんの感想から

・近くにこんな地域がある事を大変うれしく思った。
・このまま街並みを残してほしい。
・歩きながら楽しめるおしゃれな飲食店がほしい。
・ガイドさんの説明がわかりやすかった。
一言メモ:NPOプラザ知多(旧岡田医院)
昭和初期に建てられた木造日本家屋。地域のNPOの拠点
となるよう改修しながら活用されています。
第二回 知多木綿発祥の地 岡田探索
第2回目は、岡田のまちを支えてきた知多木綿のことについて学んでみようと、昨年12月15日(日)に手織りの里木綿蔵・ちたで開催しました。

講師にオカトク社長で、前知多市長の安藤嘉治さんをお招きし、知多木綿産業の発展のお話をお聞きしました。
前半・安藤嘉治さんのお話

(話しの簡単な内容) 

*貧農のため、夜なべ仕事に機織りを始めた。
*昭和12年に町の収入が山梨県の総所得と同額になった。
*木綿に従事する従業員が五千人くらいいた。
*戦時中は織り布工場が、飛行機部品工場になった。

後半部分では、手織りの体験講座で参加者の皆さんがコースターをつくりました。
▲一言メモ:手織りの里 木綿蔵・ちた

 明治元年に建てられた木綿専用の蔵。平成7年に手織りグループにより体験の場として生まれ変わりました。
●参加者の皆さんの感想から

・のこぎり屋根の工場も残してほしい。
・まちの特徴を残してほしい。
・機織りの伝統を子供たちに伝えてほしい。
第三回 岡田まちづくりフリートーク
第3回目は、アドバイザーを交えて岡田のまちづくりについて考えようと、1月19日(日)にNPOプラザ(旧岡田医院)で開催しました。
アドバイザーとして、日本福祉大学から山本勝子さん、曲田浩和さん、常滑でまちづくりを実践してみえる杉江恵子さん(SPACEとこなべ代表)をお招きしました。
アドバイザーの方々のお話

(講演、フリートークの内容など)

*歴史ある綿や窯業による職住混合のまちが知多半島の特徴。今の暮らしの中で活かす事を考えてみたら。
*常滑の焼き物散歩道のように地域を訪れた人をどうもてなすかを考えたら。
*半田は山車祭りで盛り上がった。賑わいが楽しい、集う機会づくりが必要。
*木綿は生活に不可欠。江戸の機織りから近代紡績にいたる歴史が岡田に詰まっている。昔栄えたもの、今あるものを大切にしたい。


●編集発行:岡田まちづくり準備会
●発行日 :平成15年2月28日
●連絡先 :岡田まちづくり準備会
       代表   伊井基治
       事務局  TEL 080-3074-1461

●HPアドレス
http://momengura.cside.ne.jp/okada400/

岡田まちづくり準備会は、伝統ある岡田の歴史、文科自然などを大切に育て、活かして、一層魅力あふれるまちづくりを進めることを目的として、活動をはじめたグループです。
今回、知多市市民活動促進補助金の採択を受け、岡田街並保存会の後援のもと、イベントを開催することができました。ありがとうございました。
今回のワークショップの内容や会の活動状況をHP(ホームページ)で紹介しておりますのでご覧ください。
興味のある方、参加してみませんか!!おまちしています。