「と」
 リズム感のあるこの歌を読んでいると、何か声が聞こえてくるようです。
「私のおばあちゃんは、昔、織布工場で働いていた女工さんだって。中卒後、岡田の工場で働くため集団就職で来たそうよ。七〜八年もしたら故郷へ帰るつもりだったらしいけど、寮生活をするうち、岡田も良いところだと思うようになったんだって。そのうちに縁談の話しがあって、結局その人、そう私のお爺ちゃんと結婚したって聞いたわ。」
 女工さんが岡田で結婚し、岡田の住民になった話は、まちの中で結構聞くことがあります。