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 理三さんとは、岡田出身の著名な歴史学者で文化勲章受章者の竹内理三先生のことです。先生は明治四十年に岡田で生まれました。東京帝国大学卒業後、研究者、教育者として活躍されました。九州大、東京大、早稲田大などで教授を歴任され、その間、実証的で、緻密な日本の古代・中世史の研究に力を注がれました。平成八年、先生の長年にわたる優れた業績にたいして文化勲章が授与されました。編著書としては、「日本上代寺院経済史の研究」「寺領荘園の研究」「寧楽遺文」「平安遺文」「鎌倉遺文」などが有名です。
 平成九年三月、満八十九歳で逝去されました。