「ん」
 岡田の農業の特産品は何かと尋ねると、すぐにミカンとフキという声が戻ってきます。
 作付け面積が広く、収量も多いだけでなく、土地の味覚として誰もが認めていることが、特産品としての条件であると考えられます。
 ミカンは明治末年に竹内駒吉氏が苗木を植え付けて以来のもの。フキは古老から「その昔は、梅の木の下に植えとった」とお聞きしたことがあります。歴史を感じます。しかも、ミカンもフキも戦前から生産組合があり、会員の話し合いによって、運営しています。現在も生産・出荷等を決めて取り組んでおります。