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 大正十三年に、岡田と周囲の町村とを結ぶ郡道の五線(例えば、半田岡田線など)が県道に格上げされ、認定されました。町ではこれを商工業の発展を促進し、農業の振興を図るチャンスととらえました。昭和二年から用地の買収と道路の改修工事を始め、四年に終了しました。
 古見への道もこの五線のうちの一つで、旧道は幅が狭く、クネクネと山畑の中を通っていました。そこで、新しく山道を切り開いて(岡田の方言でこれを「掘割り」と言います)、直線的な道路にしました。いまの県道岡田・新知線がこれに当たります。